アニメ「東京喰種トーキョーグール」第1期(全12話)の感想

2018.12.08 Saturday アニメ

 

 

少し前に実写映画化され話題になっていた石田スイ原作のマンガ「東京喰種トーキョーグール」のアニメ版が、数ヶ月前のスカパーのTBSチャンネル(月初めの第一日曜の無料放送日)で1シーズン(第一期分)まるまる放送してたので見てみた。

 

 

 

原作は、読んでないので中身は知らないのだが、なんとなく寄生獣を彷彿とする(こちらはグールと呼ばれる人食い人種)世界観だった。

 

基本的には、人間対グール、またグール対グールの戦いを描いていて、荒削りなストーリーながらも、それなりに共感(主人公が弱い)できる作りで意外と普通に見れた。特に主人公の感情をつかむエピソード(幼馴染の唯一の友人エピソード)はよく出来ている。

 

ただ、全12話で終了だと思っていたのだが、実際はシーズン3まであるらしく(後で知った)、話の途中で終わってしまった。

 

しかもシーズン1の最終話は、ストーリー的にある程度落ち着いたところで終わるならまだしも、主人公がグールとして覚醒したところで、そのまま終了する(話もグール対グール対人間の抗争中でストーリーも半ば)という、ストーリー的にも先が気になる、非常に気持ちの悪いところで終わってしまった。

 

なんか最後まで見たつもりだが、区切りが悪いのでなんともいえない気持ちだ。

 

結局、次を見るには、シーズン2をレンタルで借りるか、またテレビ放送(再放送)するまで待たなければいけないが、シーズン通して、スカパーの無料期間で手に入れるのは、さすがに無理だと思うし、レンタルしてまで借りて見るほどの作品かというと微妙なので、ブックオフでセットマンガがあれば、そっちで一気に読もうかなと思っている。

 

ちなみに、この「東京喰種トーキョーグール」は、各話のエンディング(毎回ではないが)にコメディ的な短編エピソードがおまけとして挿入されているのだが、本編がせっかくシリアスになってきてるのに、短編で、本編をいじるコメディ(キャラクター)を早々にやっていて、一応、本編のシリアスな世界観に入り込んでいる人間としては、そのことによって、本編の世界観が適当に思えて非常に気分が悪い。

 

コメディはやってもいいが、本編とは別に特典ディスクなど、別のところで放送するべきだろう。本編で今しがた悲しく死んだキャラクターが、短編では普通にコメディの素材として生きてたりして、なんだこれって思う。死んだけど復活して良かったとは素直には思いにくい。だって、本編のストーリーと関係ないから。

 

あと、それとは関係ないが、シーズン1の最終話のテンポが悪い。

 

グールとして主人公が覚醒する動機が必要なのはわかるが、急に前触れも無く主人公の過去の生い立ちを振り返ったり、内面での葛藤の説明がずらずら続いて、それが結構長い。

 

この「東京喰種トーキョーグール」は、冒頭からしばらくして、主人公がいきなりグールに襲われて半グールになってしまうところから始まり、主人公の日々の生活スタイルやキャラ背景があまり説明されないまま(生活感)、グールとしての話だけがどんどん進んでいくが、その煽りが最終回に来た。

 

本来なら、最初の段階である程度生い立ちを説明していれば、その辺の流れは、省略でき、最終回では過去を軽く触る程度で、覚醒への動機にすんなり進めたと思うが、それらが事前になかったのと、覚醒までの展開をやたら丁寧(と言えば、それまでだが)に描こうとしたことで、最終回は、他のエピソードに比べてテンポが急に悪くなった。

 

物語として、それらが主人公を覚醒させたいのか(動機付け)、というのが結構手前でわかってしまうので、その作業にグダグダ時間を費やしているのが、見てて結構しんどかった。そのシーン自体もかなりサディスティックな内容で、見ててあまりいい物でもないし。

 

 

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小栗旬出演ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の感想

2018.11.03 Saturday ドラマ

 

 

フジテレビの夕方の再放送ドラマ枠で今年(2018年)の10月に放送していた(つい最近終わって、現在はガリレオが放送中)小栗旬、西島秀俊出演ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(全10話)を見てみた。

 

 

小栗旬が出ているので見る前は、結構期待していたのだが、全体的にアクションシーンに力を入れている感じはわかるが、ドラマを通した全体のストーリーは、何をしたいのかよくわからず、かなり微妙な作品。最後まで見ると一応謎?(謎と言えるかはアレだが、ストーリーの意図)が分かるが、途中の段階では、よくわからない。

 

映像としては、面白そうな雰囲気(演出)は、映像に映画的な色合い加工がされていて、緊張感をかもし出してはいるが、肝心のストーリーの方は、イマイチ盛り上がらない。正確には、話は盛り上がったりしてるが、登場人物(メインキャスト)に共感できないので、主人公目線で楽しめない。

 

これは、少し前に見た沢村一樹と上戸彩のドラマ「絶対零度シーズン3」の時にも感じたが、主人公の背景を先にちゃんと描いてくれないと、事件だけでどんどん引っ張られても、一時的には見れるが、長くはついていけない。

 

また全体的に「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、格好付けた演出が施されているが、実際のキャラクターも、そこに負けじと引っ張られていて、そんなヤツいるか?と思うようなダサイキャラクター設定で、見ていて時々恥ずかしくなるときもある。

 

特に小栗旬の役柄がひどい。メインキャストなんだけど。

 

普通の刑事としての活動は良いが、仕事が終わってから行きつけのバーに行くのだが、(このバーでのシーンが、毎回各話の最後に癒しの時間的な扱いであるが)、そこで男にすっぽかされた女性を見つけると、早速口説いたりするのだが、その口説き方が、女慣れしてる設定だからなのか、格好付けすぎていて(本人はその意識はないと思うが)、セリフが気持ち悪い。

 

自分に酔ってるのかと思うくらい(石田純一風?)、臭いセリフを連発する。

 

この小栗旬のひどいキャラクターを知ってしまうと、このドラマは、もう主人公目線で見ることはできない(笑)

 

ちなみに小栗旬の上司役の長塚京三も、仕事が出来る役なのだが、セリフの言い回しにいちいち例え?が多く、さらに自信に漲ってる感じのキャラと相まって時々ダサくみえる。本当は、格好良いキャラではあるが、個人的な感覚では、ダサい。

 

とりあえずどちらにも共通する部分でもあるが、この「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、セリフが、時々やり過ぎている(脚本家がセリフに酔っている)印象がある。

 

このドラマの脚本家は、「SP 警視庁警備部警護課第四係」の脚本家の金城一紀という人で、通常連続ドラマの脚本は、複数の脚本家が各話別に書いたりするが、このドラマは、一応ドラマ全体通して、一人で担当している。

 

「SP 警視庁警備部警護課第四係」の時は、セリフがそんなに気になることはなかったが、この「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、一度気になると、ずっと気になってくる。

 

必要以上に格好付けた演出がされているので、それと合わさってよりセリフも強調されてしまうのかもしれない。

 

ちなみにストーリーは、全体としてみれば、結構練られていて、国のために忠誠を誓っていた公務員(警察や自衛隊員)が、いつしか国の権力者の私用の駒として使われ、最後に捨てられ、その結果、恨みを持って国家に対して反逆していく(テロリストになる)という思想過程を描いた珍しく反社会的な話になっている。

 

各話の話自体は、現在の日本の社会問題を反映しつつ、事件として描いていて、共感し、なるほどと思うこともあるのだが、エンタメとしてみると、次の回をどんどん見たいと思う(ウォーキングデッドみたいな感じで)ほどの魅力はなぜかない。

 

最後に大きな謎が解明されるのかと思いきや、そういう謎がある訳でもない。ただ、裏切りと反抗心、国家への復讐が残っただけ。終わり方もすごいあっさりしている。

 

ただ、全体としてはアレだが、ところどころ良いところもある。

 

個人的にこの「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の中での一番の見所は、8話の中盤から終盤に掛けての宗教団体施設からの救出シーンだと思う。

 

ここは、施設への突入から救出まで、1カットですべて撮影されていて、臨場感がある。

 

時間も相当長いし、ほとんどがアクションシーンでもあるので、どこかで誰かが失敗したら最初からやり直しというのを考えると、このシーンへのチャレンジはかなりすごい。しかも、1カットの中でもちゃんとアクションそれぞれの見せ場もあるし。カメラワークもあっちへこっちへ動いていて大変。

 

救出に成功した後、みんながほっとするシーンがあるが、そのほっとした感じは、救出できたというストーリー上の話ではなく、長い撮影がやっと終わったという意味でのほっとした感じの共有に見えた。

 

「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」を見ていない人は、この8話の救出シーンはおすすめです。

 

ちなみに当時の視聴率は、初回が13.9%あったようだが、その後、初回の視聴率を一度も越えることなく、最終回では9.6%までダウンしている。客観的にもやはり駄作っぽいですね。初回の印象から落ちている。

 

視聴率の推移と同じく、自分の感想も今回は近いですね。

 

 

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山崎賢人主演ドラマ 「グッド・ドクター」の感想

2018.10.31 Wednesday ドラマ

 

今年(2018年)の7月にフジテレビで放送していた山崎賢人主演の医療ドラマ「グッドドクター」を見てみた。

 

このドラマは、韓国で放送していた同名ドラマを日本でリメイクした作品のようです。原作ドラマは、見てないです。

 

 

ちなみに内容は、幼い頃に兄を事故で亡くした自閉症の弟が小児科医を目指して奮闘するという医療ドラマ。

 

このストーリー(設定)からハンディを乗り越えていくお涙必死の号泣作品かと期待していたが、内容は、泣かせる流れ(時に、くどい位泣かそうとする演出がしつこくて、逆に冷めてしまった)にはなっているが、思ったほどその設定の良さは伝わってこなかった。

 

通常なら、真面目な山崎賢人演じる自閉症の彼(主人公)に共感しても良さそうなのだが、彼自身の素の魅力があまり感じられないというか、彼目線でストーリーを見れるような、ストーリー構成になっていなかった。

 

どっちかというと、同じ職場の医師:上野樹里を通して、自閉症の彼の存在があるようなストーリー構成。そのため彼女への共感はしやすいのだが、一番肝となる、主役の山崎賢人演じる自閉症の彼に対する共感が弱く、はっきりいうと、どうでも良い雰囲気がある。

 

主人公なのに、どうでも良いと感じちゃうと、ドラマとしてどうしようもないのだが、そもそも毎回病院にはちゃんと来てるが、家でどんな生活を送っているのか、彼のリアルな私生活(日常生活)がほとんど描かれていないため、実態がよくわからないので、共通点を見つけずらく、共感がしにくい。

 

また彼の一般の人よりも秀でた能力によって、医者として活躍する見どころの部分もあるのだが、そこに対しても、思ったほどサクセス感がない。

 

その原因は、部長?の藤木直人から基本認められていないのと(主に前半はほぼ邪魔者扱いだし)、藤木直人の役が医師として優秀過ぎて、自閉症の山崎賢人の能力の高さが非常にわかりづらいところだろう。

 

後半になれば、多少認められていくが、この医師としての能力値が突き抜けてトップではない(そう見えにくい作りになっている)ところが、自閉症の医師という彼の存在感が特別に思えず、ドラマの見せ方として上手くいってないように思う。

 

現実重視のドラマと言ってしまえば、それまでだが、個人的には、もっと医龍ではないが、一方でスーパードクター的な演出でしっかり持ち上げてやってくれた方が、サクセスがあって気持ちよいのだが、終始、邪魔者扱いされたあげく、能力もあまり発揮されない。発揮する機会があっても、その手柄は、思ったほどなく、なんとなく地味な感じだ。

 

医療ドラマは、これまで医龍やコードブルーを見てきたが、それに続く、グッドドクターかと思いきや、期待が強すぎて、やや肩透かしだった。見ていて途中でやめようかなと思うほど悪くはなかったが、率先して、次、次と話を追いたくなるドラマではなかったかな。

 

久々に上野樹里が見れたのは良かったけど。

 

 

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